コルベット 81C3 素人レストア修行

昔、アメリカのウェブサイトで拾ったコルベットＣ3　フレーム寸法画像を転載しておきます。

読者の皆さんこんばんは。以前から予告だけ長々としていた1981年式ＶＩＮデカールのＤＩＹ制作キットをリリース開始しました。キットの内容は

• 取り扱い説明のＰＤＦ
• イラストレータＣＳ1のＡＩデータ
• フォトショップＣＳの4層ＰＳＤデータ
• 透過ＰＮＧデータ

の4種類あります。ご自身の環境とスキルにあわせてデータを使ってください。当初有料で考えていたのですが、もう無料でいいや。無料なので親切丁寧な説明はありません。どんな素材で、どんなプリントを施すかは貴方のご自由に！

私の作り方はこのような感じ。

• 白いシール用紙にプリント
• ラミネート加工して、はみ出たラミネートの耳をカット
• ラミネートの裏面を剥がす、で完成

ラミネーターが無くとも、透明な用紙やＯＨＰフィルム、写真の紫外線保護フィルムなど、ＯＡサプライ用品は様々です。いろいろ工夫してみてください。

トップ画像は私のデータで作ったサンプルです。ＰＮＧ画像で言うと、他にはナンバー無しのブランク


ボディ色を擬似透過させるためのウィンドウ素材


文字を打ちかえるためのガイド


と、このようなセットになっています。ＧＭマークは入れていませんので、入れたい方はＰＤＦの説明を読んだ上で、納得の上貴方の意思で加工してください。

最後になりますが、このＶＩＮデカールはライセンス生産している業者があります。説明をさらっと読んだだけなので誤解があるかも知れませんが、その業者は「破損・汚損したＶＩＮデカールをデジカメで撮って送れ。そしたら新しいの作ってやるぜ！」という商売のようです。



私の場合は、既にＶＩＮシールが別の車種から移植された正体不明のものだったので、この業者では対処できません。仕方なく自分用にデータを作った次第です。

というわけで、私のような境遇の方、自分で失われたＶＩＮシールを復活させたい方、雰囲気だけでも新車っぽくしたいという方、ダウンロードはこちらからどうぞ！

コルベットＣ3の純正オルタネーターはとにかく種類が多い。例えば79年式では、アンペア数の違いが5パターンも存在する。

全国のコルベット好きの皆さんこんばんは。オルタネーターが昇天した話の補足です。故障したオルタネーターのタイプを調べると、「15siの70Ａ（アンペア）」だということが判明。さっそくリビルドキットを買い修理開始・・・。

だがしかし！　15siと互換性がある「17siの105Ａ（下写真）」の存在を知ってしまった。15siのリビルドやめた、これ買おう。

ちなみに、以前書きましたが84年のコルベットＣ4用。何の問題も無く、無加工でインストール完了。35Ａの容量アップ。過剰に容量を上げて、配線でも燃え出したら怖いのでこれで様子を見ます。
17siはヤフオクで購入。デルコのリビルド品で2.8万円なり。ちなみに86年のＣ4用は120Ａで、これがポン付け最強です。

なんて書くと、あっさりしてますが随分調べたんですよ！！！！
以下、オルタネーターの資料になるＵＲＬを貼っておきます。

• Ｃ3純正スペック一覧（corvette-world.com）
• 10siと12siの見分け方（mad　electrical.com）
• お尻で見分ける10si-17si(alternator kit.com）
• スワップ候補の兄弟車を探す1（alternator kit.com）
• スワップ候補の兄弟車を探す2（extreme4wheelin.com）
• ＰＤＦで寸法・出力を調べる（delcoremy.com）

最後に一言だけ言わせて欲しい。「パワーマスター」の社外オルタネーターも魅力だけど、ＭＳＤのオルタネーターは最高にクール。感電するくらい格好いいよ。

追記：アンペア数や適合年数は、ソースによってはバラつきがあります。78Ａを70Ａと表記している場合など多々あります。

3年前くらいに、カムシャフトを交換した話をさらっと書いたのですが、それっきりスペックなど何も公開していなかった！ので追記したいと思います。最初に断っておきたいのですが、あんまり詳しくないので「つっこみ所」満載かと思います（笑）。なにぶん万年素人なので・・・。


1.カムってなんじゃい？



自動車の「カムシャフト」とは、上の写真のごとくオニギリみたいな楕円の筒たちが鉄の棒に串刺しに固定されています。個々の楕円筒には垂直に「リフター」という部品が接触しており、回転するオニギリの頂点が近づくとリフターが連動して押される仕組み。

訳わかりませんね（笑）。　そう思って、エンジンを正面から見た略図を用意しました。













左がハイカム、右がノーマルの動きです。
カムの山や角度を変えることで、吸・排気のバルブの移動量や開閉のタイミングを変更する。それが俗にいう「ハイカム」の役割です。

平たく特徴を言えば「高回転で沢山吸い込んで・沢山吐ける」かな？　しかし、低回転でバルブがガバッっと開くと、充填効率が逆に悪くなるのでアイドリングがラフになります。当然低回転でのパワー低下にも繋がります。（次項の図表にはアイドリングに関する項目や、トルクコンバーターの相性についても記載されていますんで、そちらも参考にしてください）


2.私のコルベットにチョイスしたカム

下の図表にある上から2つ目（グレー地紋）のカムで「Speed Pro CS1138R (298)」という種類。今のレートで9,500円くらい。







もっとハイパフォーマンスなカムもあるのですが、これより上位機種はトルクコンバーターを換える必要があります。変えないと低回転でトルクが細くなって発進しにくくなるのではないかと。まぁ、どんなカムが良いかはお店や詳しい人に聞いてください。リフターやロッカーアーム、プッシュロッドなど相性があるので・・・。
（上図はこちらからの引用です）


3.ノーマルのカムプロファイル

いろいろ調べたのですが、ZIPというコルベットショップにデータがありました。但し、当時のデータと一致するかどうかは分かりません。













これを見ると、190馬力の我が1981年式コルベットより「230馬力を誇った1980年式のL82エンジン」のカムのほうが、リフト量（カムを押し上げる数値）が高いようです。（それ以外の数値はよく分からん）
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追記：ノーマルのプロファイルについて「いちさん」よりご指摘がありました（詳細はコメント欄）。図表の一番上にあるカムの方が、ノーマルスペックに近いそうです。
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で、「ハイカムにすれば馬力は上がるのか！」と結論するのは待った！！　L82とはヘッドの圧縮比も違いますから、少なくとも同等のコンプレッションを稼ぐヘッドに載せ換えれば　81の40馬力UPも夢じゃない！？
（むしろZZ4やLT1に載せ換えた方が話は早いか）


4.工賃について

このカム交換は購入当初ショップにお願いしました。EG周りの工賃だけ抽出してみたので参考になれば幸いです。カムをやるならタイミングチェーンやWPも一緒にやれば、工賃が割安になると思いますよ！













（上記の金額が高いか安いか、相場は分かりません）

と、言うわけでカムについてもっとお勉強してみたいお友達には、こんな本があります。